「面倒くさい」という言葉は、一般的に、あまり良い意味では使われません。
しかしそれは、人間が厳しい自然界を生き抜くために得た「非効率を不快に感じる能力」ではないでしょうか。貴重なエネルギーを節約し、限りのある時間のなかで最も効率良く結果を得る方法を見付けたい……そんな思考の入り口でもあります。
普通の人が「当たり前だ、仕方ない」と思いがちなところを「本当にそうかな?この面倒臭さは、改善できるんじゃないかな?」と考えることができているのです。
それは、機械(プログラム)に負けない課題発見と解決力といえます。これからの世界を生きるにあたってとても大切な能力となるでしょう。